2015年8月27日木曜日

JAMを終えて新プロジェクト・6センチマイクロセクションを作る。





JAM終わってクールダウン中。


と言いつつも、気持ちは早くも次の工作へ。

秋の職場のお祭りでの模型展示があるので。



で、考えた。


今回、未成でこれから追っかけて作るケースジオラマをやってて思った。


普通、鉄道模型は『お座敷運転』って言って、床の上に直接レール敷いて運転することが多い。

職場のお祭りでもそんな感じ。




毎年、こんなかんじで運転してるの。

回を重ねるごとに進化中。




で、風景の中で列車が走ると、すごく楽しい。



JAMでそれを思い知った。



レイアウトは凄い。本気のレイアウトを走らせると、車両の生きてる感じが凄い。



かといって、作った風景はどうしても大きくて、

運転時さえ置くだけでも大変。メンテナンスも大変。

片付けるのはもっと大変。保管はもっと大変。

じゃあ、小さく作ってしまえと。

でも、小さすぎると、これまた面白くない。



では、その小ささ・大きさの限界はどこか、と。

それを、JAMでも会った、例の雑誌常連のジオラマの達人が、

このジオラマの人ね。


「線路脇5センチじゃね?」

と言ってくれたのです。


おお! そうかも!

というわけで、方眼工作用紙でちょっとそれをみてみた。




鉄道模型ジオラマにおいて、実は車両をどう「ちらり」と見せるかがすごく大事なのね。

普通にスッキリ見え過ぎると、撮影の名所ならともかく、

実際はそんなことあんまりないので、リアリティ的に面白くない。




なんてことを思いつつ、こんなかんじに。

上を通るダミーの立体交差はあとでざっくり寸法超えるところを切ります。

案外ヨクネ? という。












さすが達人の「5センチじゃない?」というのは正しくて、

この両脇の建物、5~6センチの奥行きなの。

で、こんなかんじに密集させれば、アップで見るとグッとくるし、

目で追いかける列車が時々隠れるのが案外楽しい。

普通はこういうのは、レールを600mm以上の長さにしたくなるんだけど、

あえてそれをしないの。248mm長さで1ユニット。

で、両脇5センチ死守。まあ建物的にどうしても無理なのは仕方ないけど、

寸法オーバーは出来るだけしない。

あと、固定式レイアウトの場合はベースからレール面を普通嵩上げして、

レールが何かをオーバークロスで乗り越えられるようにするんだけど、

嵩上げしたら一挙にお座敷運転の気楽さがなくなるので、嵩上げしない。

めんどくさくなって運転したくなくなったら本末転倒。


1ミリのプラシートでベースにしちゃう。

地面はその上にコルクシートなり貼り付けて、その上に表現。

走行線路の鉄橋とか作りにくいけど、できるだけ嵩上げはしない。

坂作ると、長い列車が登るの大変だから。

それに普通の模型の坂ってきつい坂過ぎてリアルじゃないのね。

そこはこの1ミリのベースの厚みと、使うこのKATO線路の道床分の厚みだけで工夫する。

極端に短く小さいセクションなので、気楽に作りこんで数作れるし、

運転するときも出しやすいし、保管も運搬もしやすいかな、と思うの。


自分で248ミリ長さ、幅50+99+50のだいたい200ミリという縛りを作ることで、

作りこみも楽になるかなと。

もしこれでうまくいったら、いろんな人が簡単に作って、簡単に走らせられて、

イベントとかで、「つないでつないで運転大作戦!」がしやすいかな、と。


実際、これに似た企画でメーカーが考えたことあって製品化もしたんだけど、

5センチじゃなかったのね。もっと狭くて中途半端だった。

うちのも中途半端になるかもだけど、ちょっとやってみたいなと。


まだ工作用紙の段階だけど、とりあえず作ってみたい。




幅5センチマイクロジオラマ続報。

幅は犬走りも含めて6センチに。たぶん最大外寸は7センチ幅ぐらいかな。

とりあえずベースを作ってみる。

プラシートの上にレールを接着、固定して、ベースを付けた状態での脱着の試験。



248mm複線レールなのでベース長さ240mm、ベース幅は180mm。

つなぐと8mmの隙間ができるけど、これはあえて残してある。「なじませつなぎ」ができるように。

あと、接着時にジョイント部分に接着剤が入らないようにしてあるけど、

これはジョイントを交換できるように。そこのところだけ欠きとっても良かったかな。

脱着には問題なかったので、これでいくことにして、

その上に地面形成用に3mm厚のコルクシートを貼った。

これはダイソーの画材コーナーに売ってる。

100円分でこのセクション4ユニット分ぐらい取れそう。

プラシートもダイソーで売ってくれればいいんだけど、無理だよね…。

諦めて厚木ポストホビーで購入。




とりあえず作る風景を考えるための要素を置いてみる。

あと、久々に地面を作るので、KATOの地面づくりセットを買ってみた。

石膏がないけど、まあそれはうちにもしかしたらもともとあるかもしれぬ。

ネコが興味深そうに見ているので、「作るの手伝う?」と聞くと、

「それよりご飯くれよ!」

って怒ったのか、置いてあった寝台車の模型を蹴倒されてしまった。

ごめんよう…。(ご飯はちゃんとあげました)







信号機があるとやっぱり楽しい。光るとさらに楽しい。




踏切とかこんなかんじだよね。

レイアウト作りって、こういうところ、すごく哲学的で楽しいのね。

レイアウトって、作る人の哲学がすごく出るのね。

それが面白い。



ケータイの写真で撮って確認。あんま8mmの隙間は目立たないかな。

あと、都合これで4ミリ、スケールにして60センチの高低差が稼げたので、

少し水面とか作れるかもという望みが出来てきた。






Bトレのラズパイジオラマが見ています。

「おとーさん浮気症すぎるよね」「ねー」

いや、こっちも作ります。ラズパイジオラマは技術実証のためには必要なジオラマですから。


というわけで、「6センチマイクロセクション」プロジェクト、開始です。


0 件のコメント:

コメントを投稿