まさかこんなことになろうとは。
さて、小説作品も発表したので、
久々の自動運転レイアウト(ジオラマ)の工作をしようかと。
この歩道橋だけでどれだけ時間かけてるのか……途中で浮気もするし……。
ただ、照明はだいぶ点きつつあるので、
次はいよいよ、道路信号機ではないか、と。
ただ、花粉症で起床してから1時間は動けない……ぐぬぬ、アレグラ飲んでも対抗できぬ。
それでもがんばって持病の通院を終えて、さて、道路信号機をつくろうと。
まあ、モデルにした交差点がある。圏央厚木インターチェンジ前交差点。
だから、らくらく。
のはずでした。
……嫌な予感が。
とりあえず作図。
まず信号機はこんなかんじにおいてある。
上がインターチェンジ側、左側が相模原方面、右が厚木方面。
で、点灯パターンなんだけど、
どうやら、取材した結果の動画が消えてる感じ。
というわけで、泣きながら、パターンを考える。
相模原側が青。
インターチェンジ側が青。
厚木側が青。
こんなかんじかな、と思ったんだけど。
信号の配置を見ながら思ったのは、
できるだけ通行可能な時間を長くしつつ、なおかつ進路が直交してしまわないように交通整理。
という考え方なんだなあと。
そりゃそうだけど、確かに理にかなってるな、と思った。
思った。
が!
余計なことに気がついてしまったのである。
あれ?
せっかく交通整理してるのに、
インターチェンジ側青のとき、
相模原方面からインターチェンジに入る車線が、他の進路と直交しないのに、なぜか赤信号で塞がれてるのである。
あれ? なんでだろう。
まさか、これが大迷宮の入り口とは、まだ気づかなかったのです。
まず思い出したのが、
要素として一つ、本物とこの模型交差点の違いがある。
それは、
なんと、ここに横断歩道があるんです。本物の圏央厚木インターチェンジ前の交差点には。
つまり、パターンがこれじゃ成立しない。
横断歩道が開通するパターンをどこかで考えないといけない。
だが、それは本物の話。
模型の交差点では、スペースの都合上、横断歩道はなくして、
代わりに歩道橋で横断するようにしてしまった。
つまり、本物の交差点と同じ信号機をおいて、同じ点灯パターンにしても、
そのままだと、幻の横断歩道に配慮したパターンになってしまう! 必然性が緩む!
ぎゃあああ。
というわけで、やり直し!!
で、某SNSの友人某氏から、「相模原からの左折は常時開通では?」という話もあったのだが、
横断歩道がある、ということで納得してもらったのだけど、
謎はどんどん深まっていく。
その謎が中途半端なのに、
こんな具合に相模原からの左折優先の信号を入れたパターンを考えてしまったから、
もう、イントゥーザ・ラビリンスですよ。
まずそれぞれ3方向が青になるケースを考えてパターンを作った。
で、その場合の通行方向に直交しないルートを赤+優先信号で開通させてみた。
けっこう開通している時間は長くなるのだけど、
ただ、これがあってるのか、わからんのです。
第一、交差点上で直交するのは論外だけど、
交差点上で合流するのは渋滞するのでまずいんじゃないかとか、
それに3方向なのになんで2つは左折優先信号つき、1つは直進優先信号付きになるのかとか。
もともと論理パズルは苦手なのに好きという下手の横好きなので、余計に考えこむ。
まず、道路は左側通行なので全部対称にはならんよね、というのと、
交差点がT字路なので、これも対称にはならんよね、という。
あと、道路信号機の場合、特定の進路を止める禁止信号はない。つまり、赤の矢印はないのね。
なんでかというと、色覚に障害ある人も運転してるから、赤矢印と青矢印はごっちゃになって危険。
つまり、赤信号と青矢印の組み合わせでやるしかない。
事実、厚木警察署管内の国道246号線の交差点では、3灯信号機の下に、左・直進・右の青矢印優先信号がついた、6灯みたいになった信号機がズラリと並んでいる。
それは、右折優先ではなく右折禁止にしたいんだけど、右折禁止信号の赤矢印はないので、赤信号に左折・直進優先信号の青矢印を点灯させてるのね。
できるだけ少ない灯数の信号機で、なおかつ交差点内の交通を安全に整理する、しかも赤の禁止矢印がないわけで。
となると、こうなんかなと思うけど、だんだん確信がなくなっていくのです。
しかも、これを実際にPICにパターンを作って、点灯させてパターン変化させる場合は、どれを黄色にして、どれを赤にするかのパターンも考えなくちゃいけない。
ぎゃああ。夜も眠れなくなるー!!!
私的にはもう検証不能っぽい。
というわけで、JV組んでいるY技研のプログラマーであるY氏に、ロジック的に検証してもらおうかと。ヘルプ券使うしかないんじゃないかとか。
わけわからん……。
ほんと、道路信号の難しさを思い知ったのでした。