2015年12月17日木曜日

「鉄研でいず2」の紙本が届いた。



ようやく書いてた小説「鉄研でいず2」、紙版が届きました。

地味に手間かかるんですよ、これ。



まず原稿書いて、ついでに写真撮って、それをBCCKSというサービスの会社のページで電子書籍ファイルに変換します。

そして写真入れて、また変換。その度に文字の確認、校正をしていきます。

めんどくさいのが数字の扱い。縦書きなので、半角数字だと横倒しになってしまう。それを全角にすれば縦に揃うけど、かえって読みにくくなることもあって二桁数字は縦中横と言って縦に二文字並べたりします。
当然こんな処理機械がやってくれるわけがありません。手で確認しながらです。変換機能で一気に、ってやると、「三国志」が「3国志」になるみたいなことになって泣きます。
で、ある程度は手作業でちまちまなんですが、文字数が17万字ぐらいあるので、だんだん頭が朦朧としてきます。
その上、KATOは全角4文字の縦揃いか半角で横だおし4文字か、1冊の中で違ってたりするとみっともないので直します。



そうやってると、キャラの名前も間違えてたりします。うちの場合、うっかり1年生をアヤ・カナ・マナなんて名前にしてしまったので、あれ、模型鉄なのはアヤだけど音鉄になったのはカナだっけ?レイヤーさんなのはマナだっけ?と混乱します。


できた電子版。


それでもなんとか直し切って電子書籍としてなんとかなると、今度は紙版の作業が待ってます。
紙の本は「折数」といって、製本の都合でページ数が決まった数になってます。よく売られてる本で広告ページが入ったりしてるのは、その決まった数に満たない分を白紙にしないために埋めるために入ってます。

30ページも余る。大失敗。

今度は成功。


データ作ってるとこ。


昔、その分埋めるように記事書いたりしたこともありますが、ここまでの作業で既にヘトヘトなので、写真の数で調整します。調整しないとドバッと真っ白なページができてみっともない。

そして、なんとか出来上がったわけです。

でも印刷所の都合で2週間ほど出来上がってくるまで待つことになります。

しかも、大量出版でない、数冊単位の出力なので、今から注文したら多分年末年始のお休みに入ってしまって、年始に間に合わないかもです。すまないけどそれが現実なのです。

原稿自身、今年は旅に出るたびにちまちま旅のことを架空の鉄道研究部の話にして書いてたんで、11月には出来上がってたんですが、そこからの作業がしんどかった……。

表紙デザインも私の他にやる人なんかいないので、全部一人の作業です。しんどくて突然ダイソーケースに車両工場作ってしまうほどしんどい。

もうこうなると一人出版社状態です。途中でムービーも作ったりしたので、あとは作曲ができれば「一人カドカワ」状態です。どうかしてます。作りすぎです。

でも、それでなんとか、できました……。これで年を越せそうです。

というか、これの印税も売り上げもお小遣い程度です。とても食っていけるもんではありません。


でも作りたかったんです。

じゃあ、しかたないよね、って。


でも出来上がってしまえば幸せなのである。


本文は縦書き。


写真も入っている。


個人的に好きなシーン。

竹警部(「リサイクルビン」のとき巡査長だった)に鉄研のみんながタカるシーン。

書いてて思わず吹いてしまった。

自分で書いてても何が起こるかわからないのがキャラの生きた小説を書く醍醐味。


こんな模型話どっさり。


今年のJAMの帰り道に撮った写真を使ったりしている。




模型話どっさり。


今年行った修善寺の話も使ってる。

というわけで、こんな本出てます。











よろしくー!



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