2016年4月12日火曜日

真・6センチセクション「道路信号機のあるセクションをつくる」(6)勢いがついてくる




ううむ、思いの外勢いがついた。




このジオラマの工数を計算してみた。

うわっ、このジオラマ、いつ終わるんだろう。


そんな時にこれが届く。


うふふふふふ。


写真のページもよく出ていて善き哉。



これで勢いがつく。




えいやと地面を作り始めてしまう。


高架橋も作りこむ。


途中で確認と称して遊ぶ。


高架橋脚のてっぺんは締結してしまった。

これで高架橋が強度出て、扱いやすくなりました。



勢いは更に続く。



途中で遊ぶのもお約束。頭文字B、バスでドリフトごっこ。




バラストもまいちゃう。


ひひひ、この密集感。


地面作成、更に進む。緑を入れる。


ふふふ。


この高架橋の要塞感が欲しかった。


ふふふ、これも見たかった。


縦構図だと楽しいのね。


うむ。


223系も好きになってしまった。

関西遠征でお世話になったからねえ。




働く車たち。


どんどん作りこんでいく。


ガードレールを付けて道路らしく。


写真のフレームの外に色々を追い出すと雰囲気出る。


うふふふふ。


手前も処理。


このジオラマ、普通のユニトラックとほぼ勾配無しでそのまま連結できる。

これが楽しいのね。

つなぎ変えもレイアウトも自由に作れるという。


これで未着手は向かって右側、なぞ変電所の本施工のみとなりました。

うむ、がんばるのである。


2016年4月11日月曜日

真・6センチセクション「道路信号機のあるセクションをつくる」(5)なぞ変電所の検討


あれ、何だこの本は?



お久しぶりです。風邪引いたり原稿に忙殺されてこんな時間がたってしまいました。



こんな原稿をやったり、



こんなので具合悪かったり。


あれ、なんだ?

って、久々の新車導入です。

223系。西の車両ですが、関西遠征で乗って気に入ってしまったので。




ありえない並びだけど、いいんです。


しかしKATOの模型は、言うまでもなく作りがシャープだよなあ。

でも他のメーカーも頑張ってほしい。

とは言え無理かなあ。

某メーカーが心配なり。



素晴らしい造形。


PVは伸びず。カクヨムは厳しい……。


風邪を引いているうちにマンションの桜は葉桜に。



ライト点灯基板をカムフラージュするなぞ変電所風味の建物、

現在感じを見る段階で足踏み中です。

実際の配線の収納とか、

トラブル時のメンテナンス性を確認しながらなのでなかなか進みません。

むしろここ一週間以上原稿書きで取られてしまいました。うぬぬ。



とりあえずハサミで工作用紙を切ってざっくり階段を作ってみます。

以前のベランダはなしにして、ピロティ部に変圧器などを置く感じにしようかと。

でもこれでは階段がこの種の施設にしてはオーバーな気がします。

図面を書かずに現物あわせだけで簡単に作れるのはいいのですが……。



またピロティ部から建屋を支えている柱も、これより細くしたいのですが、

何か説得力不足になりそうです。

逆にこの太さで下の変圧器配置に合わせた柱ピッチにしたほうが、

「ザ・剛健」な電力施設っぽいかなとか。

とはいえ、変電所設備の配置規則がわからず…

取材に行ってもそうそう見えるもんでも無し。

見学もさせてくれそうにない。

三相交流からの変圧なので3組ずつあったほうがいいかなと調べると、

そうとも限らないみたいだし。

まてまて、これ、それ以前にこれは変圧所でいいのか?

 実際は基盤入れだぞ、リアルとリアリティ?


結局迷い続けている現状で、とりあえず手を動かします。

原稿ばかりやってて手が鈍ってしまいそうなので。


うーむ。


あれ、何だこの本?(白々しい)

はい、紙の本が届いておりました。

拙著「激闘!宇宙駆逐艦」発売中なり。




↑のリンクからよろしう。

あと、

現在「カクヨム」ってサイトで、

「鉄研でいず!」の4期にあたる、


って話を書いてます。

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鉄研のみんなは卒業しても鉄研です!


一応ラストまでいきましたが、更に加筆していきます。


うむ、がんばるのだ。

2016年4月2日土曜日

真・6センチセクション「道路信号機のあるセクションをつくる」(4)犠牲を超えて、と、なぞ変電所登場!


 また相変わらずやってるよー。




 信号機の黄色のLED、1個ダメにしちゃった。

 ボワーンと暗く光っている黄色チップLED。これ、本番用電気通すと真っ暗。素子死亡。


 間違えて逆電圧かけた可能性もあるんだけど、どうも原因がはっきりしない。

 まあ、風邪気味が続いてて集中力も落ちてるので、やっちゃったかなと。
 信号機は結局、黄色の死んだ素子の上にもう一個新品の素子つけてごまかすことにした。結局それほど良く見えないし。


 でも、ショック大きい。



 ただ、このリカバリ作業で学んだことはあって、エナメル線をコモン配線するときの半田付けのいいやり方とか、普通のレイアウトでベースの裏側大きく取ってる意味とか学ぶことになった。
 あとでトラブル起きて配線やり直せるようにするにはベースの裏側に余裕持たせで固定する方がいいもんね。
 うちのは全部地上でやるしかないから、失敗したらリカバリが難しい。配線固定したらリカバリ不能。
 まあ、それは地上の上にさらに地表を浮かして作って、その隙間を使うしかないんだとも分かった。

 こうやって失敗することで学んでいくしかないなと思う次第。まだショックから立ち直りきってないけど。




 とりあえず黄色はまた点くように新しい素子を取り付けました。



 で、メモ。

 エナメル線をコモン配線するときは、エナメル線同志をハンダ付けしてから基盤にはんだづけすると、エナメル線が散りにくい。





 で、後日、LEDをなんで壊したか、思い出した。

 実は、道路信号機の点灯制御回路と信号機の間の配線をやり直してました。
 信号機は道路の赤黄青と歩道の赤青、そしてマイナス極で6本コードが必要で、それが2基あるので12本! さらに道路側に街灯つけるともっと増えます。

(連動して着くLEDをまとめてしまう手もある。歩行者用の赤青は2組連動なので、今は5本使ってるけど3本に減らせると気付いた。でも合計で10本はそれでも必要だし、LEDのつなぎ方が変わるのが心配。ほんと、技術未熟です……)
 しかもそれを高速道路の裏側に隠したいので、ジオラマ内でそのコードが線路をまたぐ必要があります。
 でも、線路の下を通そうにも余裕はあまりなく、なおかついろいろでコードに傷がついて断線したらやだなあ、と。


 で、やったのは、「じゃあ線路の上を通しちゃおう」と。



 そこで架線柱で櫓組んで、変電所風味の謎施設を作り、その引き込み線に道路信号のコードを偽装してしまおうと。
 で、その変電所風味の施設にコネクタ入れて、制御回路からジオラマへはフラットケーブルで電気を引き込もうと。



 その変電所、普通のキットの変電所だとコネクタ隠すのには建物が小さいので、思い切って自作しようかと。




 ただ、普通の箱状の建物だと面白くないかな、と思ったら。

 吹き抜けの1階部分に露天でないと置けない機器を置いて、2階の閉鎖した建屋に屋内に置くべき機器を置いた2階建ての省スペースタイプの変電所を見つけました。

 JRの海老名変電所が規模小さいけどそれなんですよね。
 そうすると1階部分に変電装置置いて作り込みが楽しいはず。


 フラットケーブルはこんな感じに出る。

 基盤をもう変更したり弄る必要なくなったら変電所内に本番用の基盤を収めてしまうことも出来るかも。






 ただ、その場合一番隠したいフラットケーブルが目立つかな、と危惧しましたが、モックアップを例によって工作用紙で作って見てみると変電所の建物の陰でほとんど目立たない。



 これはシメタと思いました。作り込みも楽しめるし、ケーブル目立たないし、配線楽だし。



 でも、それで喜んで配線のやり直しに失敗して、黄色チップLED1個殺しちゃったんですけどね。むー。



 風邪が治り次第、変電所の作り込みと街灯設置やってみます。

 治ったかと思ったらぶり返しちゃった……。








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今回は「原作者がちゃぶ台を返すとき」。


原作者も苦しいんですよ……。着流し着てる場合じゃないんです。

2016年3月30日水曜日

真・6センチセクション「道路信号機のあるセクションをつくる」(3)信号機設置検証と信号機作成


ううむ、少しずつしか進まぬ。


前回こんなだったけど、

いよいよ本番用ベースを作って移していきます。



プラシートをつなぎます。

これが、厚みがあると他のユニトラックやセクションと繋がらなくなってしまうので、

補強は要工夫です。


とりあえずつながりました。

百均のコルクシートを上に張って下地処理に備えます。


で、地物を移します。


本番ベースでサイズなどを確認。






ここから普通のユニトラックにもこのままあ接続できます。

お座敷運転がはかどります。


道路信号機を作ります。

チップLEDからエナメル線で一旦配電盤に集めて、そこからリード線に移します。


交差点などマーキングはまたPCのInkscapeで作図。

ウェザリングも作図します。



信号機の位置確認。

2基構成にします。




イメージを固めていきます。


うふふふ。


十分気合が乗ったので、2基目の信号機を作ります。



で、できたー!

まだまだ問題山積ですが、とりあえずここまで。


うーん、配線どうやって取り回そう。









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詩音ちゃんのヒミツについても明らかになります。

でわ。

2016年3月24日木曜日

群雛2016年03月号、読みましたよー。


今回はしょっぱなから概観を。


・まず、応募数・掲載数が増えたのがすごく嬉しい。レギュレーション変わって、みんなしんどいはずなんだけど、それでも応募するって気持ちのある人が多いのがすごく素敵。向上心があるなあ。でも、これまでこういう場があんまなかったような気もするので、レギュレーションの変更は正解だったんだろうなと。編集スタッフ側も凄まじくしんどいと思うけど、でもその成果は読めばわかる。確かに質も確かに向上してる。ほんと、お疲れ様です。よくここまでこれたよなあ、と感慨すら抱いてしまう。


・バリエーションも増えた。いい意味での「福袋感」が戻ってきた。もともと雑誌ってのは本来そうあるべきだったんだよね。誰かを目当てに買ったとしても、『おや、こんなの書いてる人がいるんだ』って出会いがある。著者と読者の間の橋になってくれて、なおかつ掲載著者が団体戦みたいになるのがいいよね。すごく雑誌本来の姿になってきたと思う。


・あと、レビュー書く人も増えた。私ぐらいしかいなかった時期があったけど、今は何人も、しかも私よりずっとシャープに読んでる人が増えた。これも雑誌としてすごく幸せなことだよね。


・もうこうなると、私の方から下手くそなレビューをさし上げるなんてのはおこがましいというか、僭越というか、申し訳ないというかに思えてくる。著者と編集スタッフの努力もすごくわかるから。もう、レビューではなく、素晴らしい物語との出会いに感謝状、というところなんだろうと思う。


・で、本当は雛の四季報の2号出して、それでレビューから離れようかと思ってた。正直。


・でも、やっぱレビューというわけでもないかもだけど、読書メモぐらいは残そうと。やっぱり買って読んで面白いから。

・ほんと、一旦離れる気を上書きしちゃうほど、読んで面白かったの。


・というわけで、感想いきます。



セルフパブリッシングのための校正術 大西寿男


 すごく勉強になる。当たり前かな、と思ってたけどプロもやるのか、と思うレベルから、おおっ、それは実際やってみよう! と思う具体的なノウハウまで。

 校正は大事。セルパブでも。だって、キメのクライマックスシーンで字が間違ってるとか、もうそんなの目も当てられないもの。で、案外そういうところにミスが入るんだわ。ノって興奮して書いてるから、そういうところにこそミスが入り込みやすいの。すごく怖い。リスクマネジメントとしての意味はそこだろうと思う。

 そして、言葉をエンパワメントするってのは、ほんとある。つい単調にポンポン書いてしまうことをぐっと掘り下げて引き出しバンバン開けてより良い文章にするのって、校正作業ならでは。一人の知恵だとそこに気づかないのです。

 やっぱり校正作業というのは不滅だな、と。「疑わしきは罰する」とか、「人に聞く」なんてのもすごく納得。やっぱり著者の手を離れた本は、読者に対して書かれた文章だけで生き残ろうとするんだから、送り出す著者としてはできるだけ武装させてあげたいものです。つまんない誤字で評価さがるのはすごく悲しいしもったいないよね。あんまりミス多いと内容もアタマに入らなくなるからね。

 内容も大事だけど、その内容をよく伝えるのも含めて作品作り。ほんとそう。



念じた先の光 和良拓馬


 すごくシャープ。いつもの持ち味出てるよなあと感心。ブラインドサッカー自身は「銀河へキックオフ!!」ってアニメで知ってたけど、それを文章で、しかも観戦する側から書くのが興味深い。視界なしで音と気配だけのサッカー。歓声を上げたくなるプレーがあっても、プレーを邪魔してしまうので歓声はあげられない。プレーが止まった時だけの歓声。でも、それがすごく緊張感と締りのあるスポーツ劇場になってるのがよく伝わってくる。

 そしてそれを愛する気持ちが好ましい。スポーツって、ほんと、いいよねえ。ほんと。やるのも見るのも素敵。シャープにそれが書けてるのがいい。私も見に行きたいなあ。作者のスポーツ愛が過不足なく伝わってくる。タイトルの「先の光」の意味も見えて秀逸。いい。



太陽のホットライン かわせひろし


 そして、なんと今回はサッカーがもう一つ。こっちはU-12の子どもたちのサッカー。サッカー小僧たちの群像。

 この著者のかわせさんといえば『ケッタ・ゴール!』というマンガ描いてたので、ほんとサッカー知識豊富確実で、私も読んで随分勉強になった思い出が。

 今回は連載初回。世界観の構築の安定感はさすが。でもU-12といってもスポーツは競争なんだよね、というところでちょっと切ないところでワサビも効いているし、サッカー選手の世界もかいま見える。読みやすさを合わせてくるのも流石だなと。

 というか、この構成って、ほんと戦記物なんだよね。サッカーを舞台にした戦記物。だから燃えるし、切ないし、凱歌があがれば悲痛な負けもある。喜怒哀楽あるし、そこでカタルシスも生まれる。スポ根って言葉で一括りにしちゃうのはもったいない。この主人公がテストを経て、どうやって戦い、戦いぬくか。そしてどう最後のカタルシスがくるか。初回だが、これは続きが十分期待できる。続きが楽しみ。



俺は宇宙人 淡波亮作


 SF掌編。すごく密度が高くて構成もこってるので、飛ばし読み厳禁の作品。でも凝るのがわかるほどモチーフがいい。もうすこし密度と速度が調整できればさらにこの優れたモチーフがはっきりすると思う。

 でも繰り返し読めば読むほどよく内容が詰まってるので、はっきりさせるとこの密度感が弱まるかもというのが、また実に難しいところ。

 でも、この著者にはそのバランスを取った作品を書く力があると思う。
 もっと自信持って書いていいんじゃないかな。モチーフ選びのセンスは秀逸なんだから。若干のテクニックと自信を持つことで、この著者はさらに『化ける』と思う。また期待度が上がった。楽しみ。



ウラ垢女子 リンリン よたか


 チチテロ(爆笑) というか、今時のSNSをめぐっての話なんだけど、生々しさよりもこの主人公のおっさんのウブさというかがかえって面白くなっちゃった。いや、そんな相手にホントのアカウント使っちゃダメだろ、とかツッコミ入れながら読んでしまった。でも、冷静に見るとすごくホラーな展開がありえるだけに、それを回避したのが、この著者の持ち味なのかなと。

 私もおっちゃんだから、こういう話はつい下世話な好奇心発動しちゃうんですよ。XVI*EOとかこっそり見ちゃうし、『艦これ』はやらないのにDMMにアカウント持っちゃってるから。ほんと、うわあ、と思いながら読んじゃった。少し物足りなさがあるかもだけど、でもこれ、ホラーにしたり推理にしたりドキュメントにしたりするとすごく重たくなってしまうので、こういう回避もアリなのかなと。

 でもほんと、この著者、いろんなことやってるなあ……まだまだ手駒にいろんなネタを持っていそうで興味深い。



SNSでの炎上と表現の自由 鷹野凌


 すげえ、GoogleIMEで「たかのりょう」と入れると予測候補に出るっ!(ホント)な編集長のコラム。

 しかし、ほんと、世にSNS炎上の種は尽きまじ、だよねえ。怖くてSNSなんか使えないと思うことも多いけど、結局は距離感なんだよね。でもそれを見誤りやすいのもSNS。公開範囲指定? ええ、飾りです、だもん。炎上したら必ず再共有して拡散されちゃうもんねえ。しかも自分なんか市井の一般人だもんねー、と思ってると「ドーン」って炎上したりする。で、消してもダメ、謝罪してもダメという炎上のよくある風景。

 まあ、SNSも現実の延長だからねえ…(トオイメ)。ほんと、そういうのをよく見てるなあと思うコラムでした。




まんじゅうほしい にぽっくめいきんぐ


 人工知能が落語を理解できるか、って、おおー、今丁度ディープラーニングだのアルファgoだのAIの作品が星新一賞予選通過だのと話題になってるところにタイムリーなモチーフ。この機動力がいいよね。

 途中でけっこうロボットのパラドックスとか自我と身体性とか、そういうテーマがさらりとしながらきちっと押さえられてるのもいい。AIの処理の解釈もいい。そういうプログラム的なところは、うぬ、プロの仕業だな、と思う所も多い。

 でも、ほんと、なんといってもオチが秀逸。

 すげえ。良いオチだ……。

 ナイス切り返し!! これは鮮やかだと思う。いいねえ。

 あとの著者情報見ると、そういう工学、プログラミング系の知識がある著者なんだなとわかって、すごく納得した次第。でも初めてでこれなのか……。今後続けて書いていくのがさらに楽しみ。



アニー 竹島八百富


 これがねえ……ほんと、すごくきっついー。きっついけどよく出来てるー。

 というか、この著者の怖さの作り方、いつもながら秀逸なんだよね。イジメのシーンとか、ああ、あるある、って話なのに、この著者が書くと、シャープにすごく怖くなる。まさに文体と演出の妙だよね。

 こわいこわいこわいぞー、って畳み掛けても怖くないどころか、はいはいこわいですよ、って読者に見放される例があるのに、この著者は逆。一瞬でメガバンクの研修風景がすさまじいホラーの舞台になって惹きつけられる。ほんと、この著者はホラー色を自在に作れるんだろうなあと。過不足なく陰湿さも怖さも不条理も書ける。まさに技量だなと。

 全体の物語としての暗さも狙いのうち。企業や人間の不条理さを描き出すモチーフなのだから正解だと思う。この話で中途半端な甘さを排除した判断も優れている。

 不条理はどうやっても不条理だもんねえ。それをくっきりさせるのは、もはやしっかりと確立しつつある作家的個性だと思う。



ジョディ/スージー 波野發作


 映画『フルメタルジャケット』のリー・アーメイばりの新兵教育風景! でもそれがちゃんと作者の世界にフィットしていて、読んでてアタマに浮かぶ絵がちゃんとこの著者独特のSFのシーンになるのね。世界構築がしっかりしてるので安心しつつ、途中のくすぐりも楽しい。というか、映画だとひたすらきついだけのシーンだったのが、笑えるシーンになってる。
 だいたい教練受けてる訓練生、『体育座り』してる時点でウケるしかないというコミカルさ。普通直立不動だよね……。でもそれは意図的にやってるのね。だからそれにノッてしまえばあとはもう笑いの連続。ゲラゲラ笑う。ケッサクである。のびのびと書いてるな、ってのが読んでて楽しい。続けてこの世界読んでると間違いなく楽しい。



鳥籠の肖像


 一言、美しい。豊かな表現を楽しむ作品。丁寧な作風で描かれるアンティークのような学校の風景がいい。歴史ある学校の内装が豊かな語彙で書かれている。
 高校の卒業を迎える淡い心象風景が丁寧。その地の文の豊かさが、少ないセリフを効果的に演出して、その光と影の中に香る少しの寂しさが、ああ、青春ってこうだったよなあ、どっか激しかっただけに、過ぎ去っていくのが寂しいもんだよなあ、と。それがすごく綺麗で澄んだ感じ。
 まさに文章のごちそうでした。素敵でした。



表紙イラスト

まさに卒業らしい図。季節的にもぴったり。私にもあんな頃もあったよなあ。遠い昔だけど、でも覚えているよなあ。とても華やかな図だけど、そこに香る寂しさがまたいい風味。


結び

 読んで楽しかったです。また新しいページが刻まれたという感じで、いいなあと。

 ほんと、群雛に出会えて、良かったな、という思いもまた強く感じました。

 ありがとう。

 そして04月号がまた楽しみなのです。

2016年3月22日火曜日

真・6センチセクション「道路信号機のあるセクションをつくる」(2)技術検証



またなんかやってるよー。




 はいですー。

 6センチセクション道路信号機の、続き―。

 前回は道路信号機を作ってみました。


切り替わる道路信号機。



で、奥側に、




巨大高架橋の高速道路。

前回はここまででした。



ただ、検証しなくちゃいけないことがいくつかあります。


その一つが、防音壁の高さ。

低すぎるとおかしいし、高過ぎるとバスとかが見えなくて悲しい。

というわけで、さくさく5mm幅のボール紙ベルトを切って、貼り付けて様子を見ます。


まだこの角度から見てもバスのラッピングは見えます。



もうちょっと高くていいかな。現在1cm、スケールで3m。




ちょっと雰囲気出てきた。

あんまり高くし過ぎるとバスが見えなくなってしまうけど、

低すぎると不自然なので、

研究はもう少し必要そうです。

あと5mm高くしてもいいかも。



そしてもう一つ。

舗装。

道路といえば舗装。

高速道路といえば舗装。

これがみんな苦労する。

テクスチャペイントの塗装によって表現する方法。

サンドペーパーを貼り付けて表現する方法。

しかし、ペイントではなかなかうまく制御出来ないこともある。

サンドペーパーを使う方法では、やはりペーパーの継ぎ目がすごく気になる。

そして、両者とも、道路の白線などのマーキングを作るのがしんどい。

細いテープ貼ると剥がれちゃうし。


というわけで、私としてやってみたのが、


プリンタ印刷による表現。

PC上でパターンを作成し、薄い紙にLEDカラープリンタで印刷して、設置。

これだとPCのソフト(Inkscape)で綺麗にマーキングが作れるし、

継ぎ目は紙が薄ければ殆ど見えないと思う。

ちなみに、↑の写真だと、

高架のジョイント部分まで再現してあるけど、

道路自身の継ぎ目はそこじゃなかったりする。

こういうこまいところも、印刷なら行けるよね。


あと、轍の表現もやってみた。

今2階調でやってるけど、

階調を増やせばもっといい感じになるかも。

ブレーキ痕も作ってもいいかもなあ。



こんな感じです。




むむむ、こんな感じかな。




立体感があったほうが風景は楽しい。

高低差は正義なのです。


まだまだ難題は山程ありますが、

少しずつ進んでいます。







で、ここでいつもの宣伝すまぬだけど。


現在「カクヨム」ってサイトで、


「鉄研でいず!」の4期にあたる、




って話を書いてます。


応援よろしくなり。






↑のリンクでいけます。

いよいよ決戦間近。鉄研のみんな頑張ります。


でわ。