まさかの大洗強行遠征。昨日話し合っていたのは、そのことでした。
そうだ、大洗行こう。(京都じゃなくて)
というわけで、元日の夜を過ごした蕨から上野まで上る。
G車で車内販売のじゃがりこを買ったり。すっかり旅気分。
2両の2階建てG車の中央に乗務員室、車販準備室、トイレに洗面所。
アテンダントさんは警備員さんとともに乗務。
2両の2階建てG車の中央に乗務員室、車販準備室、トイレに洗面所。
アテンダントさんは警備員さんとともに乗務。
時間はごく早くとも、乗客はG車にもぱらぱらといて、みな眠っている。
車窓は暗く、眺めても点々と流れる灯りのみなので、私はちょいと電子書籍を読んだり。
そして美しい夜明け。
あんまり綺麗すぎて写真取るの忘れた……でも、心にはしっかり焼きついた。
途中駅。いい感じにひなびてきて、旅の雰囲気がさらに盛り上がる。
どんどん明るくなっていく。
旅は順調ですよ。(ムスカ風味)
突然現れた異様にでかいイオンの店舗を見たり。
そして水戸に。
水戸駅に入線する。写真でしか見たことのない機関車や列車。
鹿島臨海鉄道大洗鹿島線に乗り換える。
車内から前がよく見える。
連結部。
扇風機。ファンの形がレトロ。
中間に入った運転台。
この開けられる窓がいいよね。
がんばろう。
転換クロスシート。旅気分だねえ。
垂直エンジンのやや軽いエンジン音とともに、気動車は朝日に伸びるスラブ軌道の高架線を登っていく。神々しさすら感じる。
途中の車窓がじつに日本の偉大なる田園という感じで、率直に感動。
並ぶ巨大な送電鉄塔。いいなあ。昔住んでたところもそうだったなあ。
並ぶ巨大な送電鉄塔。いいなあ。昔住んでたところもそうだったなあ。
駅では例のガールズアンドパンツァーの女の子たちがお出迎え。
そして出迎えてくれた猛者の友人である地元のアーティストに案内され、街歩き。
ガルパン(ガールズ・アンド・パンツァー(アニメ))についての理解は私はまだまだ不足しているのだが、それでも実に楽しい。さまざまな発見がある。
茨城弁のおじいちゃんまでガルパンの彼女たちを「可愛い子たち」と地元の本当の子供達のように、実に当然のように言うのにも、正直驚いた。
何気なくクラシカルで素敵な交差点信号。
お店にも例の子たちが。
何気ない牛乳屋さんにも。
こんな標示にも。
これが飾られてるのがおにくやさんですよ。
いるわけですよ。
こんな標示もあるわけですよ。
そして訪れる人も車も多い。結構聖地の店となってるお店がお正月休みでも、じつに人が集まっている。
しかもみな、訪れる側も迎える側もすごく楽しそう。人口規模的にはうちの神奈川のロードサイド街を下回る感じなのに、その表情が古都鎌倉や江ノ島みたいな立派な観光地に匹敵するほどと感じた。
私自身、地域の活性化、とくに地方自治と未来の田舎の姿を研究している上で、すごく驚いた。
いや、聖地を作ろうとかそういう安易な方法はダメだと思うけど、ガルパンだけでなく、そういった文化の背景の普遍性、歴史性も感じた。
なんとなく、この茨城の風土というか、すごく素朴で純情なこの地域の人達に、ガルパンという物語の普遍的価値がものすごくフィットしたのかな、と思う。
それをすごく素敵に感じた。
いわゆる萌えとかクールジャパンというけど、その現代的表層だけを見ちゃダメだな、と。
やはり物語の価値は変わらない。それがどんな時代でも。
そこで、物語づくりに関わるものとして、心強いものを受けた気がする。
それをすごく素敵に感じた。
いわゆる萌えとかクールジャパンというけど、その現代的表層だけを見ちゃダメだな、と。
やはり物語の価値は変わらない。それがどんな時代でも。
そこで、物語づくりに関わるものとして、心強いものを受けた気がする。
すごく有意義な遠征になったと思う。
ただ、これは休日の風景であったので、平日の様子など、さらに検討が必要かもしれない。
是非また来たいとの思いを持ったのである。
だが。
「大洗は、この時期、微妙に寒い」
歩いているうちに、私の体が動かなくなっていく。
あれ? なんでだろう?
手が上がらない。足が重い。
あれ?
これ、洒落にならん!
すまないけれど、お二人と一旦分かれ、列車で引き返し、水戸のホテルに入る。
まさに虫の息。歩くのもやっとだった。
そこで、ようやく気づいた。
あ、私、微妙に凍えてる。(!)
これは参った。すいません大洗をなめてました。
で、足をお湯につけて温めて、ようやくご飯を食べに行けたという。まさに大失態。
夢中すぎて、自分の体がどうなっているかがわかんなかったという。
歳をとるということは、そういうことなのです……。嗚呼。
もう一つ。大洗駅に到着して。
Suicaが使えないので、ここで鹿島臨海線とJR線を別精算する案内を受けた。
すでにこの駅長さんが素敵。優しく、実に気が利く。ガルパンラッピングトレインが来るよ、と案内してくれたり。
列車の発車案内も、早朝のせいか、マイクも使わない肉声。素敵すぎる。
すごいなあ、と思ってたら。
おおっ、早朝の大洗駅舎に第1茨城人登場!
すげえ、本場の茨城弁すげえ! 全然わからん!
と思った。
でも。
?????
あれ?
……実は、フェリーかなんかで大洗にきた、中国人で、茨城弁だと思ったのは中国の地方の言葉のようでした。
……というか、茨城をなんだと思っていたんだ私は。
すみません(礼)。
以上、素敵な大洗探訪でした。是非またここに来たいのです。
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