2017年11月25日土曜日

3Dプリント4灯信号機(DMMで販売中)の作り方解説



うちのここ、
DMMで売ってるNゲージ用鉄道信号機、
こんなデザインの3Dプリント信号機です。


こっちは本物。


これも本物。

ではここから作り方解説。


まずDMMで売ってるうちの3Dプリント4灯信号機。
今3灯と5灯セットのも売ってる。
こんな感じで届きます。


表側はこんな感じ。



裏はこうなってます。
光漏れを防ぐための仕切りが飛び出してます。



こんな感じにチップLEDを入れ込みます。
固定は少量のゴム系接着剤でいいかな。
ボンディックというUVレジンで固めてしまう手もあるけど、
失敗したら裏蓋がはまんなくなるかも。


点灯させてみます。上下に光が漏れてないのが嬉しい。


で、正面から。
このときはテスト用に白チップLED使ってました。
当然赤黄緑のチップLEDを入れるのが正解です。
ただ、4灯は色灯の配置のパターンが2種類あるので注意。
これは鉄道会社によっても違うっぽい。

で、裏蓋をはめて、点灯確認後裏を白く塗ります。



で、信号柱です。
8本つながって届くと思います。
この繋いでるところの細かいパーツが信号機の取り付けステーになってます。
なくしやすいし壊れやすいんですが、ここを頑丈にしすぎるとイモくなるので、
そこはご理解をお願いしたく。


これがステーです。
下の角っぽいのが上のステー。
上の曲がったパイプ状のが下のステー。
どちらも輪っかになってますが、この輪を信号柱の上からはめていきます。


ちょっと角度変えて。
下のが上のステー。
上側の2本のパイプ状のが上のステー。


で、こんな感じにはめます。
はめ込みがキツイときは無理せず柱を軽くヤスッてみてください。


で、信号機本体を取り付けます。
ゴム系接着剤を少量盛って取り付けます。
ほとんど接着面積ないので注意。


こんな感じになれば完璧です。


ただ、実際リード線配線しちゃうと、あんなキレイには行かないんですよね。
リード線暴れちゃうし、
リード線をあんなキレイに曲げてセットなんて、正直無理です。
私のでもこうするのが限界でした。
だから下のステーは省略してリード線で支えてます。
下の点検台のメッシュにスリット入れてそこにリード線納めることも考えましたが、
かっこ悪くなりそうなんですよね……。
でも下ステーつければもうちょっと信号機安定するかな。
すごくつけにくいけど。


こんな感じになります。

ううむ、改善しようかなあ。
迷いは続いています。


2017年11月24日金曜日

今更・ペーパーレイアウト合同練習会に行って来たー。




お出かけ。


ほぼ始バスで。テツの朝は早い。


雨。




休日朝はロマンスカー大活躍。




乗ったのはこの列車。


この表示も見られなくなるのだろうか。



この椅子は良い。


雨の新宿。


でもこれに乗る。
東急大井町線。初めて乗るよ。
私、乗り鉄じゃないので。


戸越公園で下車。

都立大崎高校でのペーパーレイアウト合同練習に、
いろんな高校鉄研の高校生にまじって参加してきました。一
般参加は私のみ。他ほとんど高校生。大丈夫か私。

大雨の中だったのだけど集まった高校生は60名以上。
私は駅からGoogleマップにすっかり騙されて遅刻すれすれでなんとか間に合いました。
ひいいい。なんで線路の反対側を高校に入り口にするんだGoogleマップ。

でも始めにペーパーレイアウトの作例を拝見。
良く出来てる、というか、架線柱までペーパーで自作!
 まさにど根性。
でも高校生は根性鍛えたほうがいいし、
かかるお金安いからそっちのほうがいいよね……。
高校生向きだよなあ。




良く出来てるなあ。



午前中はペーパー工作の基礎・理論から方法論まで伺い、実習。




教材のケント紙に印刷されたパンタ点検台をカットから組み立てまでやりました。
工作精度の上げ方なども習うことが出来ました。
同席した高校生にも気遣いただいてしまってあうう……。
でもパンタ点検台、時間内になんとか組み上がりました。
手でこんだけカットしたの久しぶりだよ……。



懐かしいなあ、この感じ。


結構丈夫に出来ました。


お昼は高校生と一緒に。私は朝買って置いたお弁当を。
今時の鉄研高校生の生活や夢とか遊びとかも聞けて大変良い取材に。
なるほど、ゲーム制作と東方と鉄道擬人化か……。
今後のヒントになりそうです。

非実在女子高生の総裁も喜んでるけど、彼女、非実在だもんなあ。



午後はジオラマの方法論について。
かなり過激なところもあるようでいて実に理にかなっていて、
私の持論ともあっていて実に意を強く出来ました。

そのあとは製図の実習。
ケント紙に垂直線・平行線を書く。
たったこれだけだけど、私自身習ったことなかったので実に身になりました。
スケール感とかも習いました。
1/150の感覚を改めて体験。
ううむ、いつのまにか感覚がズレていたなあ。そういう所を補正。





最後は50mmのサイコロを作る課題が。許容誤差±0.25mm。

真っ白いケント紙から50mmの立方体を作ります。
紙の厚みを計算して作り、最後に
49.75ミリ四方のレーザーカットされたゲートを通らず、
50.25ミリ四方にレーザーカットされたゲートを通れば成功
というチャレンジ。

紙の厚みは0.25mm。
何も考えないで作れば簡単に仕上がりサイズが50.25ミリを超えます。
かといってその分小さく作るにも、
紙の組み立て順と方向を間違えると49.75ミリより小さくなってしまいます。
とはいえ0.25ミリ単位で切るのはなかなかしんどい。
何よりも面が正確に水平垂直にカットし組み立てられてなければ、
当然ゲートを通りません。

あれ、どっちに差分寄せるんだっけ?
と頭がウニになりそうでしたが、なんとか工夫しました。
「0.5ミリならなんとか切れる」ということに気付いて、
できるだけ厚み分のオフセットを一方に寄せるよう設計、カットします。

そしてチャレンジ。
高校生に負けるのは恥ずかしかったのですが、そこを勇を鼓して。
ちょっと引っかかったけど最初のチャレンジでクリア。
1度調整して完全クリア出来ました。こんなことで大人気ない44歳児ですが、
なんとか面目を保ちました。






そして帰宅。
家に帰って例の入換信号機付き引込線モジュールに、
今日作ったパンタ点検台を置いてみる。






手摺り太いなと思っていたのに案外カッチリ作れたせいか見栄えがします。
紙でも精度出してカッチリ作れれば、
なかなかの戦闘力があるのだと改めてわかりました。


思えば、普通に既製品とかキットで作れるんだったら良いけど、
納期近くてなにかをごまかすような構築物作ることを迫られ、
クラフトロボも使えない、レーザーカットなんか外注してる余裕もない、
という追い詰まったときに、
手と三角定規とアートナイフさえあれば、
なんとかいいものが作れてしまう。
この技術は、ほんといろんなところで活用出来そうです。
まさに基礎の大事さです。





というわけで講師の田中秀幸さん、ありがとうございました。

楽しい一日になりました。

最後にこの練習を感想を60名以上の高校生に話すのは一番キツかった…(笑)。

すっかりアガってしまいました。ひいいい。

2017年11月18日土曜日

楽しかったのでこんな小説書いてます。「レイルモデラーズ」

ここ数日、こんな小説書いてます。



不思議な鉄道模型店・天の川鉄道模型社のマスターと、
彼が預かっている女の子と12人のお客さんの物語。


詳細はリンク先で。
全12話予定。

で、内容は読んで貰うとして、
なんでこんな話を書こうと思ったのかというと、


お出かけしたんです。この前。


いつもの横浜駅。


そしてシンゴジラに出てきたような高層マンション。


タバ作戦の地。


ここも。


そして新小岩。
屋根の明かり取りが青いのは人身事故対策なんだよね。
心が痛む。
ここで私の命が終わる可能性もあったのだから。

こうして通過出来るのは、
助けてくれたいろんな人がいたから。
感謝しかない。

その感謝の旅でもあるのです。


船橋。
JR船橋と京成船橋の乗り換え。
これ、図書館政策の先進例なんだよね。



京成船橋。


ちょっと新しい駅。


なんかシブイのキタ。


加速が5段なのにブレーキ4段しかないのが硬派。


ここで降りる。


ここに入院してるお世話になった方をお見舞いに。


こういう病院なのか…。


透析が始まるらしい。44歳。なんと、私と同い年やないかー。
ううむ、私もあちこちガタが来てるけど。

いろいろ話をした。
むしろ私の方が励まされてしまった。

私も、がんばらないとなあ。


というわけでまた移動。
青信号。


これ、高額鉄道じゃね?


で、次に伺ったのが、


お世話になった方の模型店。
阿亮鉄道模型社。


こんなお店。


お話をいろいろして、
いろいろ伺って、
いろいろ励まされて、
少し買い物して、
記念撮影。


小上がりに工作机の工房があるお店。
素敵すぎる。


帰りは大手町乗り換え。


270メートル以上絶対ある……長い長いコンコースを歩いてホームへ。


回送電車が走り去る。


そして、そろそろ帰ります。


これに乗ります。


キター。
さっきの回送電車は送り込み回送だったのね。


車内で買ったものを確認。
これ面白そう。


夕餉を駅蕎麦でいただき


バスに乗って、


帰宅。


さっきの白い枠は模型を飾る台なのね。

面白い。


で、さっきの小説は、
お世話になったさっきの模型店がモデル。

いい模型店なんだよね。

モデラーの夢のような工房だし。
スプレーブースとか憧れだもん。


いろいろお話しして、
一冊置いて貰っちゃった。

そんな小説を書いています。

3話で28028字。
これ、12話だと
11万字超えるぞ……。

でも、楽しい話になってると思うので、
応援よろしくです。


レイルモデラーズ|テキスト作品詳細|トークメーカー

不思議な鉄道模型店・天の川鉄道模型社のマスターと、
彼が預かっている女の子と12人のお客さんの物語。

あと9話。
がんばります!