の続き。
途中大洗に巡礼に行ったりしたけど、それはまたあとでまとめるとして。
そしてまたその途中に急ぎの仕事が入ったけど、それは言及しないとして。
とりあえず、これを作ってみる。
この台車を作ってみます。
一番しんどそうな、一番上のefWINGを作ってみます。
カーボン製の台車。個人的に作ってみたい。
で、モデリングはできてます。
上のShade14のCGからそのままほぼパーツが作れる。
ただ、14はSTL変換がアホの子なので、
netFabb BASIC でデータを修正しなくちゃいけない。
あと、Shadeでは法線が頻繁に操作するたびにいろいろ変わるので、
Shade上で法線を統一しておく。
これ、パートをまたいでポリゴンが選択できないけど、
Ctrl押しながら指定すると、パートをまたいでポリゴン選択できるのね。
なんだできるじゃん、みたいな。
で、netfabbで修正。
でもbasic版だと、自動修復かけるぐらい使えない。
まあ、自動で修復してくれるのでありがたいんだけどね。
法線の不一致はこれで見つけられるけど、このソフトでは修正できないので、
Shadeでまたやる。
そして、最終的に出来たstlデータをRepetier-HOSTに送る。
で、slic3rというソフトでスライスする。
ところが、これが前からおかしかったんだけど、
ファイルのI/Oができない。
一度作ったスライスのパラメーターファイルが開けない。
で、よく調べると、
Windowsのアカウント名が漢字だった。
作業パスで2バイト文字通さないのね、slic3r。
今どきと思うけど仕方がない。
だいたい、PCのOSインストール時にユーザーネームで日本語通しといて、
その上で動くソフトが日本語通んないんだもん。
誰が悪いかというと、なすりつけ合いだろうなあ。
仕方なく、1バイト文字のユーザーアカウント作って、
Repetier-HOSTの再インストール。
当然、設定ファイルも別なんで、
や・り・な・お・し。
い・と・か・な・し。
それでも設定していく。
3Dプリンタの設定初期データも作りなおし。
で、ようやく元に戻ったっぽくなる。
スライスも出来た。
久しぶりに3Dプリンタも電源入れた。
ホットエンドとヒーテッドベッド加熱。
異常なし。
で、実行してみると、
あれ?
造形台の外にモノつくろうとしてるよ!
当然フィラメントがダラダラ機械の中に落ちていく。
止めて、設定を調べる。
これ、設定が制御ソフトとスライサーで2箇所あって、どっちがおかしいのかわかりにくい。
でもなんとか突き止めた。Y方向の0点とY方向の向きが逆になってた。
そりゃ、おかしいよねえ。
で、なおした。
造形開始。
すると、
ありゃ、底面にバリがどっさりできる。
そりゃそうだ、これ、前に電車の「顔」作るときに、こけないように、
ブリムってのを着ける設定のままだった。
それを着けない設定にして、もう一度やり直し。
で、出力終了。
こんな惨状。
使えたもんではない。
寸法はあってるけどね。ディテールはほぼ全滅。
なんでこうなるかというと、
要するに、熱方式3Dプリンタって、「固まるマヨネーズ」をムニュムニュと盛り付けて造形するようなもんなのね。
厳密に積層じゃないの。
だから、どうやっても「角」がうまく作れない。どうしてもムニュムニュになる。
それはヘッドの動きの速さいじってもダメ。遅いと造形は確実だけど、その分ヘッドが造形物加熱しちゃうから。
精密なものって角がきちんと作れんとダメだよね。
熱方式は、正直、どうやっても、望む鉄道模型用としてはダメだと思う。
熱方式は、正直、どうやっても、望む鉄道模型用としてはダメだと思う。
事実、あんま「すごい!」っていう作例見たことないし。
ウチのはこれが限界かも。
結局金型整形かプラでのスクラッチでいいやん、という感じにになる。
精度と速度のバランス的に、ニッチ過ぎて居場所がない感じなのね。
とにかく、精密な「角(カド)」が作れないのが致命的。
というわけで、もうダメポ、という感じです。
以上を持ちまして、この企画、失敗ということで。
無念。
このことがわかるために6万円払ったのか……。まあ、仕方ないよね。
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