2015年9月11日金曜日

6センチマイクロセクションを作る(8) 怒涛のリカバー 

前回検討した樹木の材料。

オカンに電話したところ、

「下手に繊細な材料使うと、後でボロボロになったりするよ」

との話。


たしかに。

運転すると、トラブル対策やメンテナンスでどうしても接触するし、

収納の時もあまり繊細だと困る。


となると、入手しやすくて、そこそこ丈夫なものを選ぶ必要がある。

結局、鉄道模型は、

走らせて楽しむ利点があるところがただの模型よりアドバンテージあるけど、

走らせることのための機能性・実用性を確保し無くてはならない制限もある。

そこが難しいところだよね。

まあ、それゆえに楽しいのだけれど。



で、現状。



こんな感じです。


石膏を流した時、悲惨な感じかなと思ったけど、

後でいい感じに荒れて、いい感じに落ち着いてくれたので、

地面を塗装。




うむ、狙い通りである。



上から見た感じ。

だいぶ落ち着いた。




というわけで、でりゃあああ、と下藪とか下草を表現。


なにげに高校時代、生物部でウロウロした雑木林の思い出を思い出したり。

樹木と草の植生には法則がある。

もちろん、人が中途半端に手に入れたとか、

落雷やがけ崩れなんてアクシデントのあともあるけど、

それすらも織り込んで、法則性がある。

自然にはデタラメはない。

人間がすぐに思い至らないだけで、法則はかならずある。

人間がしっかり観察すれば、そこには自然ならではの合理性がある。

そのためにも実物観察大事。

とくに、山林などは、写真見るだけでなく、

実際分け入って入ってみると、

なるほどなあ、なんて思わされたりする。


このKATOのウッドランドシーニックス社の樹木キットの場合、

キットの枝をある程度考慮してスポンジを付ける必要はあるけど、

そのうえで、実物っぽく、枝を少し無視してもスポンジを付ける必要もある。

それも実物観察をして、実物をよく解釈して理解してないとムリ。

鉄道模型って、そういうところも哲学的なのです。



線路とヤブの間には後でバラストをちょい撒きます。


みっちりだけど、それでいて風が通るように。

風が通らない雑木林は、荒れ果てて、植物も種類が少ない感じになります。

少ない種類で、ひたすらただのビッチリ藪だけみたいな。

さらには死んだ感じの落ち葉だけの森とか。

そういのは、歩けばよくわかります。


ついでに擁壁も作ってしまいました。

耐水ペーパー貼って表現。


むむ、狙い通りになってきた。


Bトレ置いて、雰囲気確認。

こうして雰囲気を確認すると、モチベーションが維持できる。

でも、迂闊にやると、汚れた手で模型触って悲惨になるので注意。


むむ、こんな感じかな。




そして、反対側もやってみる予定。

歩道跨線橋、何色に塗るかな。

そんなことを考えるのも楽しいのです。







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