うひひ。
前回並べたロマンスカー。
そのうち371系を見ていた私。
「これ、アレなんだよねえ」
なにがアレかというと、
運転台がこんななんです。
実車はJR東海の当時のワイドビュー特急シリーズで、
客室内から運転台越しに前がよく見えた。
でも、マイクロの模型は、運転台が塞がってる。
ライトを点ける関係上、遮光材で埋めなくちゃいけなかったんだろうけども。
これはなんとかしたいなあ。
これは昔371系実車に乗ったときに撮影したもの。
車内。こんな感じに前が見えてた。
すごくよく見えてた。
後ろからでも展望が利いていた。
個人的には小田急って、
この371系とRSEで、展望席なくても行けると思っちゃったと思うのね。
で、もともと展望ロマンスカーは連接構造のせいで定員少なかった。
デットスペース多くなるからね。
箱根湯本のホーム長制限もあるし、
箱根にガンガン乗客運びたくても限界があった。
そこでシートピッチ狭くしたりしたんだけど、
それでも限界キツくて、
LSEとかになると椅子工夫しても座るとキツくて。
11連のNSE・LSE・HiSEではどうにもならなくて。
そこでRSEを箱根運用に入れたら、
思いのほかゆったり行けるわけで。
そこで6連でも良いからEXEで行けるんじゃないかと思ったと思うのね。
定員的には十分だし。
実際はそれがイメージダウンを招いて、
CMにはHiSE使うことになってたけど、
箱根の観光需要はがっつーんと落ち込んで。
そこでVSEに期待しまくったのね。
なにしろお客様センターに電話すると、
職員さんが「今度のはカッコいいですから!」と言っちゃうぐらい。
でも、EXEも、乗ってみると椅子も車内もゆったりだし、
思いのほか先頭車の展望も良いので、
やはり名車なんだよね。
そこでEXEとVSEのいいとこ取りで
GSEの導入になったというのは、すごくうなずける。
EXEもαになってイメージも一新。
観光特急、通勤ライナー、地下鉄直通車と、
今のロマンスカーシリーズはようやくその全てを網羅できるようになった。
まさに死角無しの体制がようやくできた。
喜多見基地のスペースの関係で保存車を整理することになったけど、
あれもLSEを残しながらGSEを導入するための苦渋の決断だったと思う。
2018年、小田急はようやく、いろいろな創業時からの夢が叶う。
まさに小田急新時代。
それにあたって、私たちはLSEを改良したりしてる。
ちょっとうれしいよね。
(ああ小田急原理主義穏健派)
で、話を元に戻します。
371系、この展望を再現したい。
模型では車内から見えないとはいえ、
外から見て中が真っ黒のカタマリではいかにも不格好。
外からみていかにも展望良さそうな実車のイメージにに近づけたい。
「いつか運転台シースルー化してみたいんだよね」
私がそんなことを言い出す。
いつやるの?
うーん、いつかやりたいよねー。
とりあえず奇車さんが371系の前面窓ピラーに裏打ちをしていきます。
うーん、いつにしようかなー。
といいつつドリルを持ってる私。
そりゃ、今だよねえ。
というわけで、工作を奇車さんが、
電子工作を私が分担で実施。
もとのライトユニットを活かしながら
チップLEDでシースルー化をやってみます。
というわけでどーんと穴開け。
側窓のとこにも穴開け。
で、これがマイクロの371系のもとの基盤。
ヘッドライトと愛称幕用のLEDが点いてる。
これはテールのLEDが点いてる状態。
あれ? 愛称幕消えちゃってるじゃん。
意味がわからぬ。
LED2つべつにしてるのに、
色もおんなじ、
後進時に消えるのも同じLED。
意味がわからぬ。
というわけで、撤去。
ブリッジと抵抗とチップLEDで全部作り直します。
そして遮光を前にテールを点灯させてみた。
おおー、これはいいぞ。
愛称幕も白色で点いてる。
ヘッドライトのプリズムに光が漏れてるけど、
遮光すれば良い感じになりそう。
ヘッドライト点灯。
ヘッドライトは電球色、
愛称幕は白色で点灯。
あと、運転台の先端がちょっとだけ照らされるのね。光前頭みたいに。
運転台天井の遮光前の点灯姿。
下のヘッドライトがちゃんと消えてる。
あと、運転台コンソールも奇車さんが作成。
ヘッドライト点灯。
おおー!!
これは良くなりそうだ!
そして天井を黒い紙で遮光。
奇車さんがうまく遮光してくれた。
あと室内灯を入れた。
ぐぐぐっとイメージが近くなる。
ヘッドライト点灯。
これだよ!!
そしてコンソール塗装後。
マイクロは新製品でコンソール作ったんだけど、
運転台はシースルーじゃないし、
コンソールも高くてデカいんだよね……。
テール点灯状態。
白色の愛称幕が旅愁をそそる。
これだよー!!
というわけでヨネカーブで撮影。
これだよー!!
というわけで、371系の先頭車、片方の運転台シースルー化が出来ました。
ここらへんで「行く年来る年」が流れ、
2017年が終わります。
まさに年越し鉄道模型工作。
年越し蕎麦食べて、
さらに工作を続けます。
そして深夜。
ちょっとオフトピですが。
こんな謎検測車が。
私が昔作って、走らなくて泣いて放置して25年経過の車両。
中間台車がなんとこんなもの。
カーブに追従するように、目一杯補重。
しかし鉛をここまで巻くと、
車輪の左右の絶縁が無理になる。
そこで当時の私はなんと、
踏面にプライマー塗りたくって塗装。
なんと踏面絶縁を図ったわけです。ひいい。
まさに試験車らしい狂気……。
で、走らなかった原因を奇車さんがつきとめてくれました。
中間台車が高くて、車体がやじろべえみたいになって、
前後台車が浮いて脱線するのね。
中間台車の車輪を径の小さなBトレ台車のモノに交換して解決。
無事走りました。
というか、作って25年間で初めてこの日、まともに走ったよ……。
奇車さんありがとう!!
というわけで、2018年あけましておめでとうとなりました。
久しぶりに作った年賀jpgです。ご査収ください。
ちなみに色違いも作った。東海道新幹線風味。
富士山みたいでおめでたいよね、この配色も。
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