4日目は、撮影後の検討。
これが、匠作の、全私が感涙した! 魂の山崎再現レイアウトの線路配置。
山崎駅を大阪がわから。
天王山がわから。
京都側から。
全然似てない、と思う方は、Google Mapsでみて、軽く絶望してください。
じつは、山崎カーブは、実は速度制限殆どなしの、すごい緩いカーブなのです。
じゃあゆるく作れ、って?
そうはいかない。なんでかというと、我々はBトレ自動運転のため、フレキシブルレールが使えないのです。
フレキシブルレールのカーブにギャップを切るのはBトレ自動運転ではトラブルのもと。
故に、既成品レールをできるだけ使うしかないのですが。
既成品の最大半径カーブには限界が有る上に、
美しい曲線を作るには、緩和曲線が大事。
カーブでいきなり入り口から半径がずっといっしょなんてことはないんです。
ちゃんと、ゆるい半径から、きつい半径になって、ゆるい半径になって、そしてカーブが終わる。
その上にカントもつく。道路で言うバンク角。
となると、さらにカーブはきつくなります。
では、再現不能か?
そこを、再現するのです。
風景をディフォルメすることで。
たとえばこの建物群。
なんじゃこりゃ、でしょうが、
こんな美しく見えるのは、カーブの線路配置が美しいから。匠のさすがなのです。
しかし、建物の見え方を見てください。
すこし似てませんか?
かなり苦しいのは承知です。
でも、その割には?
これは、ビデオカメラと大型テレビをつないで、見え方を研究したのです。
ジオラマのベース面で動画や静止画を撮った時に、最適にしようという工夫。
もちろん、見えるようにするには、建物を縮小する手もあります。
しかし、それはしません。フロアを間引き、建物の奥行きを短縮します。
そう、建物もBトレのように、ディフォルメするのです。
まだ工作用紙段階だからわかりにくいかもだけど、
かなりのところまでいけそうな感触です。
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