標記の通り、Bトレの台車を作ってみます。
Bトレの台車は、バンダイのBトレ用T台車を使えば、
車体添付の各車両に合わせたさまざまな台車のレリーフが使えます。
しかし、バンダイのT台車は転がりが非常に悪い。
なにしろ車軸ピボット支持ではなく、車軸そのものを抱き込んでいるため、
常にブレーキが掛かったかのような感じになる。
かといって同じBトレ用の台車で、KATO台車を使うと、たしかに転がりは良いが、問題が。
しかし、KATO台車は台車のレリーフは交換できない構造のため、
台車の種類がコイルばね(通勤1)・空気ばね(急行)とボルスタレス(通勤2)の
3種類しかなく、車体と不釣り合いなことも多い。
また、Nゲージ用に出ている模型台車は、いろいろな種類があるけれど、
それはディフォルメで寸を詰めているBトレには大きすぎて使えない。
かといって、切り継いで寸を詰めるのはすごくしんどいし、
しかも強度部品であるために破損しやすくなるし、したらあとが大変。
しかも、同じものをいくつも使うため、
切り接ぎ工作が気が遠くなるほど必要になる。
そこで、モデリングで寸を詰めて、それを使って作ってみます。
これはイメージ的にざっくりモデリングしたもの。
この前の合宿でやってみた。
なかなか似た感じにモデリングするのはムズカシイけど、
ああでもないこうでもないと試行錯誤しながらモデリング。
で、家に帰ってBトレを採寸。
それに合わせてモデリングデータの寸法を合わせます。
モデリングはShadeを使います。
いつもながら、Shadeの定規とグリッドスナップ機能を作った人は頭がオカシイと思う。
で、モデリングを修正して、イメージを見るためにレンダリング。
この台車は川崎重工製のカーボン台車、efWING風味。
赤いリムのついた輪心をどうするかも難題。
ただ、これを熊本電鉄でもと銀座線の車輌に履かせて運転しているので、
KATOがNゲージでこの台車を作る可能性あるんじゃないかな。
銀座線の電車、たしかKATO製品化してるので、
金型流用で作れそうだし、短編成なので模型として走らせやすいし。
とはいっても、それでもBトレ用efWINGが出る可能性はかなりしんどいと思う。
バンダイ台車用のレリーフは出るかもしれんけど。
まさに未踏領域。
これは南海電鉄の車両用の住友ミンデン台車。
これもKATO台車とかなり雰囲気が違う。
しかもNゲージでも出てなかったんじゃないかな。
住友ミンデンタイプはあるけど、それの南海仕様はなかったかも。
当然Bトレ用で転がりのいいのもない。
これは同じ住友ミンデン台車でも阪急電鉄用。
どこが違うの?と思うかもだけど、実は結構違う。
台車メーカーは実物も同じだけど、南海と阪急で微妙に違う。
なんかそういうところ、微妙に改良を重ねているらしい。
これはNゲージで出てた気がするけど、Bトレ用で転がりのいいのはない。
というわけで、この3種類を作ってみます。
まだ造形的に出力に適さないところがあるので修正する予定。
ちなみに、これはうちでしばらく使ってないアレを使って出力してみます。
で、精度的にナニであったら、外注して作ってもらおうかと。
というわけで、続く。
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