2015年4月23日木曜日

Bトレの台車をアレで作る(1)モデリングから



標記の通り、Bトレの台車を作ってみます。


Bトレの台車は、バンダイのBトレ用T台車を使えば、

車体添付の各車両に合わせたさまざまな台車のレリーフが使えます。

しかし、バンダイのT台車は転がりが非常に悪い。

なにしろ車軸ピボット支持ではなく、車軸そのものを抱き込んでいるため、

常にブレーキが掛かったかのような感じになる。



かといって同じBトレ用の台車で、KATO台車を使うと、たしかに転がりは良いが、問題が。

しかし、KATO台車は台車のレリーフは交換できない構造のため、

台車の種類がコイルばね(通勤1)・空気ばね(急行)とボルスタレス(通勤2)の

3種類しかなく、車体と不釣り合いなことも多い。


また、Nゲージ用に出ている模型台車は、いろいろな種類があるけれど、

それはディフォルメで寸を詰めているBトレには大きすぎて使えない。

かといって、切り継いで寸を詰めるのはすごくしんどいし、

しかも強度部品であるために破損しやすくなるし、したらあとが大変。

しかも、同じものをいくつも使うため、

切り接ぎ工作が気が遠くなるほど必要になる。



そこで、モデリングで寸を詰めて、それを使って作ってみます。

これはイメージ的にざっくりモデリングしたもの。

この前の合宿でやってみた。

なかなか似た感じにモデリングするのはムズカシイけど、

ああでもないこうでもないと試行錯誤しながらモデリング。


で、家に帰ってBトレを採寸。






それに合わせてモデリングデータの寸法を合わせます。

モデリングはShadeを使います。

いつもながら、Shadeの定規とグリッドスナップ機能を作った人は頭がオカシイと思う。



で、モデリングを修正して、イメージを見るためにレンダリング。

この台車は川崎重工製のカーボン台車、efWING風味。

赤いリムのついた輪心をどうするかも難題。

ただ、これを熊本電鉄でもと銀座線の車輌に履かせて運転しているので、

KATOがNゲージでこの台車を作る可能性あるんじゃないかな。

銀座線の電車、たしかKATO製品化してるので、

金型流用で作れそうだし、短編成なので模型として走らせやすいし。

とはいっても、それでもBトレ用efWINGが出る可能性はかなりしんどいと思う。

バンダイ台車用のレリーフは出るかもしれんけど。

まさに未踏領域。





これは南海電鉄の車両用の住友ミンデン台車。

これもKATO台車とかなり雰囲気が違う。

しかもNゲージでも出てなかったんじゃないかな。

住友ミンデンタイプはあるけど、それの南海仕様はなかったかも。

当然Bトレ用で転がりのいいのもない。



これは同じ住友ミンデン台車でも阪急電鉄用。

どこが違うの?と思うかもだけど、実は結構違う。

台車メーカーは実物も同じだけど、南海と阪急で微妙に違う。

なんかそういうところ、微妙に改良を重ねているらしい。

これはNゲージで出てた気がするけど、Bトレ用で転がりのいいのはない。


というわけで、この3種類を作ってみます。



まだ造形的に出力に適さないところがあるので修正する予定。

ちなみに、これはうちでしばらく使ってないアレを使って出力してみます。

で、精度的にナニであったら、外注して作ってもらおうかと。


というわけで、続く。


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